(CNN) 米ニューヨークのメトロポリタン美術館は10日、古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出土した副葬品19点をエジプトに返還すると発表した。
返還されるのは、小さな犬のブロンズ像やスフィンクスの腕輪の一部など。ツタンカーメンの墓に収められていたもので、英考古学者のハワード・カーターが1922年に王家の谷で発見し、20~40年代にかけてメトロポリタン美術館の収蔵品となった。
同美術館のトーマス・キャンベル館長は談話の中で返還の理由について「本来ならエジプト国外に出るべきものではなく、エジプト政府が保有すべきものだった」と述べている。
19点はニューヨークでの展示を経て、2011年6月にエジプトに返還される。返還後は、ギザに12年オープン予定の大エジプト博物館に収蔵される予定。
エジプトからの出土品をめぐっては、フランスのルーブル美術館が壁画5点を持っていたことを理由にエジプトが2009年、同美術館との交流を停止した。フランス政府は返還に同意している。
エジプト側は大英博物館にもロゼッタストーンの返還を訴えているが、実現はしていない。
by N.O
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