CNN) ヨガのポーズは身体にダメージを与えかねない――。米紙ニューヨーク・タイムズの日曜版に掲載されたそんな記事をめぐり、米国のヨガ愛好家の間でインストラクター資格をめぐる論議が持ち上がっている。
ヨガは米国で1990年代からブームに火が付いて各地にヨガスタジオができ、スポーツクラブにも相次いでクラスが導入された。しかしヨガのベテランインストラクター、ジョー・ペリーズ氏によると、経験が浅く正しいポーズができないインストラクターがクラスを担当することも多く、生徒がそのことに気付いていないのも問題だという。
ニューヨーク・タイムズ紙の科学専門記者ウィリアム・ブロード氏は、ヨガのポーズの中には神経や軟骨の損傷、脳卒中など深刻な症状を引き起こしかねないものもあると警告する。同氏はヨガが身体に与えるダメージを取り上げた特集記事を日曜版に掲載、間もなく書籍を出版する予定だ。
同氏によれば、米国では現在、ヨガについて基準を設定したりポーズやルールについて取りまとめたりする団体が存在しない。1999年には非営利組織の「ヨガ連盟」が設立され、インストラクターの養成や認定を行うようになったが、「ヨガは本来自由であるべき」としてそうしたやり方に反対する声もある。「インストラクターの訓練を受けていない人がヨガを教えても法律違反にはならない」と関係者は指摘する。
ペリーズ氏はこうした現状を憂慮、ヨガの指導は「専門的な目」を持ったインストラクターが行うべきであり、DVDなどでは達成できないと訴えている。
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ヨガは日本でも大人気で芸能人が出版したヨガの本やDVDも多い。
海外のカリスマヨガインストラクターの本が翻訳されて紹介されたり、DVDも映像翻訳されて販売されている。
確かにヨガのポーズは「えー!こんなに曲がるの?!」というものがあったりする。
誤って足や腕をひねって負傷することもあるかもしれない。
やはりある程度は先生について勉強したほうが良いのだろう。
海外のリゾートでもアクティビティとしてヨガクラスを設置している。
試しに調べてみると、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど東南アジアのリゾートホテルではヨガクラスが多くある。
心身ともにリラックスするためのヨガ。
きちんと医学的見地からも理解したうえで行わないとケガをしてしまうかもしれない。
by MT