2012年1月16日月曜日

NYフィルの公演中に携帯の着信音、指揮者が演奏中断

2012.01.13 Fri posted at: 10:45 JST CNN

ニューヨーク(CNN) 米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートの最中に観客の携帯電話が鳴り響き、指揮者が演奏をストップするハプニングがあった。

観客席で携帯電話が鳴ったのは、10日夜に同オーケストラがマンハッタンで行った公演でマーラーの交響曲第9番を演奏している最中だった。会場にいた観客がツイッターやブログで伝えた話を総合すると、交響曲は最後のクライマックスを過ぎて「音楽と静寂が入り混じる」極めて繊細な場面。タイミングは最悪だったという。

鳴っていたのはステージ左型の最前列に座っていた高齢の男性の携帯電話だったが、この男性は身じろぎもせず、マリンバの音の着信音は3~4分あまりも鳴り続けたという。

音に気付いた指揮者のアラン・ギルバート氏は手を止めて演奏を中断。会場には着信音だけが響き渡った。ギルバート氏は持ち主に向かって「終わりましたか?」と尋ねたが、返事がなかったため「結構です、待ちましょう」と言い、指揮棒を譜面台の上に置いた。着信音はさらに何度か続いた後、ようやく鳴りやんだという。

苛立った観客からは「1000ドルの罰金だ」「そいつを追い出せ」と叫ぶ声も上がったが、大半の観客の「シーッ」といさめる声に制された。

ギルバート氏は「通常であれば、このような妨害があっても止めない方がいいのですが、今回はひどすぎました」と断った後に、オーケストラの方を向き、「118番」と指示して演奏を再開。観客からは拍手が上がった。

同氏はニューヨーク・タイムズ紙に「非常にショッキングな出来事だった。あの作品の中でも崇高な感情が高ぶる部分で、乱暴にたたき起こされたようなものだ。壇上の全員ががく然とした」とコメントしている。

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コンサート会場での携帯の着信音。
もし自分だったらと想像するだけで逃げ出したくなる。
当の本人は全く動じなかったようだがどのような心境だったのだろうか。
携帯電話のマナーがどんどん甘くなっている気がする。
電車など白い目で見られても平気で携帯で話している人がいる。
今一度携帯電話のマナーについてアンケート調査をし、マナーの再認識をしなければならない。
さて、中断された楽曲のマーラーとはどんな人だったのか。
マーラーはチェコで生まれた。
若くして作曲賞をとり、劇場の楽長をいくつか務めた。
その後、ドイツ、オーストリア、アメリカを代表とする劇場、楽団等で指揮者として活躍した。
世界をまたにかけた音楽家として、英語も堪能だったのだろうか。
私もマーラーのコンサートに行ってみたいものだ。

By MT

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