ロイター 12月7日(水)11時4分配信
[ニューヨーク 6日 ロイター] 米金融サービス大手シティグループ<C.N>のビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は6日、ゴールドマン・サックス主催の会議で講演し、世界全体で4500人の雇用を削減する方針を明らかにした。退職金その他の関連費用4億ドルを今期の決算に計上するという。
4500人は、今年第3・四半期末のシティの従業員数26万7000人の約2%に相当する。
パンディットCEOは今回の削減が閉鎖される自己勘定取引部門を含む広範な部門で行われ、「今後数四半期」に完了すると語った。
銀行に対する規制強化や景気低迷を背景に、世界の金融機関はこれまでに12万人以上の雇用を削減している。
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クリスマスを前にリストラの発表とはあまり嬉しくないプレゼントである。
シティグループはアメリカをはじめ日本、ドイツ、インド、ロシア、ブラジル、イギリス、シンガポールなど世界100カ国以上で事業を展開し、個人、法人銀行やクレジットカード、パーソナルローンや、投資銀行、証券などの事業を行っている。
各国に影響を与えることにならないだろうか。
ある記事には各金融機関の人削減について下記のようにあった。
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人員削減をめぐっては、投資家の間で、一時しのぎの対策にすぎず、資本・戦略面の根本的な問題解決にはならないとの見方が浮上する可能性がある。人材流出が懸念される恐れもある。
「(金融機関は)脂肪をそぎ落とし、今度は筋肉と骨まで削ろうとしている」
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シティグループに努め、国際的に活躍している社員なら、法律翻訳、金融翻訳 決算報告書翻訳、IR翻訳等様々なことができる優秀な人材だろう。
それをまさに「筋肉と骨まで削る」と業務に支障をきたすのではないだろうか。
by MT
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