2010年11月22日月曜日

NY大教授、後頭部にカメラ埋め込む芸術実験で物議(CNN)

 米ニューヨーク大学(NYU)の教授が自分の後頭部にカメラを埋め込み、撮影した画像をカタールの美術館にライブ送信すると宣言して物議を醸している。

カメラ埋め込みを計画しているのはニューヨーク大学ティッシュ芸術校で教鞭をとるイラク人のワファー・ビラール教授。芸術実験の一環として、後頭部のカメラで画像を撮影し、中東カタールに12月開館予定のアラブ現代美術館に送信して生中継するという。

ビラール教授の同僚に取材したウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、カメラは指の爪ほどの大きさで、ピアスのような方法で装着する。装着期間は1年間で、1分間隔で撮影する計画だという。

同美術館の関係者はこのプロジェクトについて「時間のはかなさと記憶や体験のとらえがたさを論じる試み」だと語った。

これに対してNYUでは、ビラール教授の講義中もカメラのスイッチが入っていれば、学生のプライバシーが侵害されかねないという懸念が浮上。大学側は、芸術教育機関として同教授の表現の自由を尊重しつつ、学生のプライバシーや教員と生徒間の信頼関係にも十分配慮したいと述べ、「カメラが大学構内で撮影を行わないよう、適切な仕組みについて話し合いを続ける」としている。

ビラール教授はこれまでにもさまざまな芸術実験で論議を呼び、「バーチャル・ジハーディ」というゲームをめぐって米自由人権協会(ACLU)から提訴されたこともある。ビラール教授はゲーム内に侵入して自分のアバターを仕込み、ブッシュ前米大統領を狙う自爆テロ犯を演じていた。
by N.O

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