2012年1月5日木曜日

iPadで「旅券」画像示し米国に入国、本物忘れたカナダ人

2012.01.05 Thu posted at: 17:00 JST
(CNN) 自宅に旅券を忘れたカナダ人のカメラマンが米国の入国検査でタブレット端末「iPad(アイパッド)」に保存していた旅券の画像を示したところ、入国を許される異例の一幕があった。カナダの地元メディアが4日伝えた。

カナダの入管当局によると、カナダ国民は米国に入国する際に、旅券か有効な写真付き身元証明書、両国間をひんぱんに行き来する旅行者用の特別カードや先住民用の証明書などの提示が義務付けられている。スキャンしたりコピーしたりした旅券の画像は認められていない。

iPadの「旅券」で入国したのは、米バーモント州へ陸路で向かったカナダ・モントリオール居住のマーチン・リーシュさん。カナダのテレビ局CBCに対し、iPad上の画像を使うことには少しためらいがあったとしながらも、米国の入管職員の対応については驚いた様子は見られず、iPadを返した後、入国を許可したと説明している。

また、モントリオール・ガゼット紙に対し、昨年死去したアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏が今回のエピソードを知ったのなら、「将来の課題の一つであり、人間の旅行をデジタル機器を通しての身元証明や暗号化で可能にさせることを予見するもの」などと主張するのではないかと語っている。その上で、リーシュさんは自らの今回の経験が「ルールを変える大きな契機」になることを期待すると述べた。

一方、カナダの議会議員は旅券のコピー画像は治安対策上安全ではないと主張。内容を改ざんされたり、国境警備を危うくさせる事態を招いたりする恐れもあると指摘している。

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iPadで入国審査を通るなどありそうでないことだと思っていた。
これがきっかけで、様々な証明書がデジタル化されるかもしれない。
例えば、ANAでは客室乗務員マニュアルを電子化しiPadが必携となった。
アメリカのある大学では紙の教科書の代わりにiPadを利用した電子教科書を採用したとあった。
その感想、成果はどうであったのか、教師、学生双方にアンケート調査したいものだ。
IT化が加速する現代、どこまで便利にできるのだろうか。

By MT

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