2011年9月16日金曜日

米、新型ロケットの開発計画を発表―いずれ火星目指す

 米航空宇宙局(NASA)は14日、新型ロケットの開発計画を発表した。計画の規模は350億ドル(約2兆6800億円)。新型ロケットは人類初の月面着陸を可能にした宇宙船「アポロ」時代の多層ロケットの能力を上回る設計がされ、宇宙飛行士を小惑星、ゆくゆくは火星にまで送り届けられるほどの力を持つ予定だ。

今回の計画発表までの数カ月間、NASAと米議会の間で計画にかかる膨大な費用をめぐる論争が繰り広げられ、またホワイトハウス内部でも議論された。NASAのチャールズ・ボールデン局長は、新型ロケット開発計画が「人類のディープスペース(深宇宙)探査への取り組みの第一歩」になるだけでなく、宇宙開発における米国のリーダーシップ持続を確実にすると強調した。

今後数年間にわたって、民間が開発したこれとは別個のロケットが退役スペースシャトルの代わりとなり、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を受け持つ予定だ。一方、NASAが独自に開発する新型ロケットは退役スペースシャトルの数倍の力を持ち、地球周回軌道をはるかに超える深宇宙の有人探査を推進する。

同局長の発表には議会の議員グループも同席した。この発表を受けてオバマ政権は、財政赤字に対する懸念が増大する中で新型ロケットのコンセプトを売り込むという困難な取り組みを開始した。

新型ロケットの初の無人試験飛行は2017年に実施される見通しで、新型ロケットは当初、退役シャトルに由来する固体ロケットモーター技術を採用する。その後、次世代の液体燃料ブースターにシフトする。この次世代ブースターは最終的に130トン以上の重量を打ち上げる力を持つ予定で、既に開発中の6人乗りカプセルなどを搭載して、地球周回軌道よりもはるか外側に送り込む。

現在国防総省が保有するロケットの推力は約25トンだ。また米宇宙飛行士を月面に送り届けた「サターン5」の推力は約130トンだった。

新型ロケットの高さは300フィート(約91メートル)を超えることになる見通し。NASAはこのロケットを使った初の有人飛行が2021年になるとしている。NASAは今後、ロケット開発に携わる企業を選ぶ予定で、米航空宇宙業界に高収益をもたらす可能性のある新たなビジネスの機会が生まれる。

ボールデン局長は「オバマ大統領は、大胆になって夢を大きく描くようわれわれに求めている」と述べ、「宇宙飛行士たちは今後、火星の上をいつか歩くことを夢見るだろう」と語った。

このように超党派議員グループも参加して、鳴り物入りで発表された新型ロケット開発計画だが、発表前には開発予算をどうするかなど激しい政策論議が戦わされた。一部議員はNASAに一部の企画文書を提出するよう求めるため異例の召喚状を出したほどだ
 
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スペースシャトルが退役したニュースが記憶に新しい中、新型ロケットの計画が発表された。
人間の宇宙に対する憧れは永遠のものだろう。
これからますます宇宙開発が活発になる。
宇宙開発といえばまずロシアが思い浮かぶ。
宇宙開発の文献に英語 翻訳はもちろんロシア語 翻訳も必須であろう。
また、少し私は以外に思ったのだが、インドも宇宙開発に力を入れているようだ。
宇宙関連のヒンディー語 翻訳は需要があるだろう。
そして、ヨーロッパとしはフランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポーランド等が欧州宇宙機関に属している。
宇宙に関する話題がフランス語 翻訳ドイツ語 翻訳オランダ語 翻訳スペイン語 翻訳ポーランド語 翻訳等されることによって、人々に未知なる世界を夢想させる。
 
By MT
 
 

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