2011年8月24日水曜日

<トヨタ>フォードと提携 SUV向けHVシステム開発

毎日新聞 8月22日(月)23時54分配信

トヨタ自動車と米自動車大手フォード・モーターは22日、小型トラックとスポーツタイプ多目的車(SUV)向けの新型ハイブリッド車(HV)システムを共同開発することで基本合意したと発表した。原油高を背景に米国をはじめ各国で燃費規制が強化され、環境対応車(エコカー)の開発・販売競争が激化する中、日米の大手が資源を集約し、先進HVの開発コスト低減と価格競争力向上を狙う。

トヨタはこれまでプリウス向けに開発したHV技術を他社に供与したことはあるが、HVシステムを他社と共同開発するのは初めて。両社は22日、新型HVシステムの共同開発に関する覚書に調印。12年までに正式合意し、10年代中に新HVシステムを実用化する。北米市場で主力の後輪駆動式小型トラックとSUVに搭載する計画で、個別の車種への組み込みは、トヨタとフォードがそれぞれ独自に行う。

トヨタとフォードは04年3月にHVで技術提携し、トヨタがフォードにHVシステム制御の特許技術をライセンス供与。フォードはトヨタの特許を使って独自にHVシステムの開発を進めてきたが、共同開発する方が「より高性能のシステムを、迅速に手ごろな価格で提供できる」(フォード幹部)と判断した。米国で会見したトヨタの内山田竹志副社長は「HV技術で十分な経験を持つ両社が力を合わせれば、画期的な新技術を生み出せる」と意義を強調した。

また、両社はインターネットを使って自動車向けに各種情報を提供する技術「テレマティックス」でも協力することで合意した。【米川直己、柳原美砂子】

◇両社の協力は「中長期的に」 豊田社長

トヨタの豊田章男社長は「今回の提携は、まさに『もっといいクルマ』をつくるための提携。フォードとグローバルで中長期的な協力関係を築き、米国の顧客の期待を超えるクルマを届けたい」とのコメントを発表。

一方、フォードのムラリー社長兼最高経営責任者(CEO)は「今回の共同開発でこれまで以上の低燃費が実現できる。こういう協業は世界的な課題に対応するために必要だ」と提携の成果に大きな期待を示すコメントを出した。

【ことば】ハイブリッド車

電気モーターとガソリンエンジンを搭載し、コンピューターで制御して走る。発進時などは電気モーター、通常の走行時はエンジンを使用するなど状況に応じて切り替える。ブレーキをかけた時のエネルギーをバッテリーに回収するため、二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、燃費効率が高いのが特徴。トヨタ自動車、ホンダなどが市販している。

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世界のトップ自動車メーカーが協力してハイブリッド車システムを開発すれば革新的な技術が生まれるであろう。
国際的な企業が提携するとなれば、開発前に、その契約書翻訳をするだけでも一仕事となりそうだ。
もちろん英語翻訳だが、世界企業のトヨタであれば翻訳会社など利用せず、自社で賄えるのであろう。
ハイブリッド車の技術は世界の自動車メーカーが競いあっているので、その技術翻訳特許翻訳は垂涎の的である。
未来のハイブリッドカーが楽しみである。

By MT




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