2011年 10月 12日 12:18 JST ロイター
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 11日 ロイター] 米航空宇宙局(NASA)は11日、シエラ・ネバダ・コーポレーションが開発した「宇宙タクシー」のテスト飛行を来夏に行うと発表した。
「ドリーム・チェイサー」と名付けられた宇宙タクシーは7人乗りで、形は小型のスペースシャトルに似ている。
NASAによると、テスト飛行はカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地か、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場で行われる予定。2016年末までには宇宙飛行士の輸送業務を民間企業に委託したい考えだ。
米国では、今年スペースシャトルが引退しており、宇宙飛行士の輸送をロシアに頼らざるを得ないのが現状。そのコストも1人当たり5000万ドル(約38億3000万円)にのぼる。
国際宇宙ステーション(ISS)に現在滞在中のマイク・フォッサム飛行士も、「宇宙に行く手段が1つだけでは制限がある」と述べている。
NASAは今年4月、宇宙飛行士輸送の代替手段を開発するため、複数の民間企業に対し資金援助を行うプログラムをスタートさせている。開発資金の援助額は計2億6900万ドル(約206億3000万円)。
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スペースシャトル引退のニュースは記憶に新しい。
また、民間の宇宙飛行も実現間近である。
そして、この記事の「宇宙タクシー」。
宇宙は民間レベルでは行くことのできない場所だと思っていたが、民間企業が宇宙飛行士の輸送を委託されるとある。
何より、ロシアに宇宙飛行士の輸送を頼むと一人5000万ドルとは驚きである。
「宇宙タクシー」についてロシア語翻訳されるとどのような反応があるだろうか。
ヨーロッパにもヨーロッパ各国が共同で設立した宇宙開発機関がある。
「宇宙タクシー」構想をオランダ語翻訳、ドイツ語翻訳、ポーランド語翻訳すると、更なる需要が見込めるかもしれない。
By MT
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